薔薇とバレエダンサー
2024年09月13日
2024.9.13 記
今回は動画(が中心)の話です。前回に「死」が有する聖性に言及しましたが、内容は似ております。つまり、これらの動画は浄化作用を有する対象に位置付けます。
映像の加工によって、複数本ある薔薇のうち一本だけが時間の流れる速度が速いのです。つまり枯れ果てる速度が速いという事ですので、孤立し、朽ち果てていく様を強調させまして「老い」「孤独」「空しさ」「死」等を連想します。
バレエダンサーの方も同様の意図で、3人踊っている内1人だけ踊りの速度が速いです。
これらの対象をどのように被写体モデル写真と配するのかという事であり、それが『背徳の海』の主旨です。
*「1人だけ時間の流れが速いバレエダンサー」は『LOVERS ROUTE』のCMで考案したのが元々ですが、こちらでも使います。