海を綺麗にするプロジェクト

2024年09月08日

2024.9.8 記

 本作『背徳の海』の独創的な点は、統合的な出力とされる大型モニターにおいて示される配置の全体が「浄化」を示している点だ。これを「浄化配置」と呼ぶ。

 背徳の女性 → 浄化

 この流れ、浄化配置の研究こそが、本作の下に集まったスタッフ達の共有概念である。

 そして、この浄化と海にちなんで、実際の海を綺麗にするプロジェクトを提唱している。海洋ゴミの回収とか。

→ 『海を綺麗にするプロジェクト』

 これ故に、美術館等の期限を設けた企画展示に終始せず、劇場のように『背徳の海』が常設に耐え得るのです。

 誤解を恐れつつ言うと、それは日本の四国遍路のように、ある場に赴いて完遂した(88箇所)際に心境に変化が生じるとはよく言われている所ですが(私の思想影響があるのか、今後は分かりません)、ここに来たモデルはスタッフに配置してもらってその一プロジェクトを終了します。「今回どうでしたか?」のようにモデルさんにインタビューしたりと、繰り返しますが、だから私はこのようなデカい施設で常設運営を標榜しているのです。この点を留意下さい。デカい施設で常設となると、その施設はお客さんをそれで呼び続けないとダメなのです。


 ただ、誤解が無いように。浄化なので呼ばれたモデルは「汚れ」とか、そういうイメージの女性しか呼ばれないとかは、考え違い、大間違いです。「背徳性」を女性は有しているものです。

 「LOVERS ROUTE」と共に、モデルの分野なので相互干渉するよね。別プロジェクトなんですけど、この会社が運営している施設という位置付けでよいのかな?う〜ん。いいのかな。