回転宇宙論と方位について

2024年01月01日

2024/1/3


 回転宇宙論に関して、「ランダム」と「全方位」という言葉の使い方があやふやかもしれない。


虚数空間を無境界(前述 → 0)、iを4軸立てて重なると実体化(1)を示す。

ランダムというと「方位不定回転」を表す。ランダム方位で、時間を無限に取ると全方位に及ぶ訳だが(無限小と全方位の意味合いが違う)、ランダム回転とは時間が必要な回転であり、例えば、この時間瞬間の間には、π/5しかx軸(任意設定)からy軸に向かって動いていない、等という理解となり、それは時間を要するからである。「実体化」というのはi軸とi軸が重なり合う訳だから、この状況例だと、x軸とy軸は十分に重なり合っている、とは言えない。3次元球体で考えてみても、瞬間的には上例のπ/5とは、軌跡は円軌道であり(その時間内に円軌道面で回転軸が固定されていたとして)、球体全方位に重なりが及んでいるとは到底考える事は出来ない。

 しかし、ここは無境界、虚数空間なので、→0(時間)設定が許されるので、無限に短い時間に、つまり→0に(定義)、同時に全方位に回転を満遍なく終了させる、とする事が出来る。これが全方位回転であり、故に”満遍なく”軸が重なり合いi4、実体化が行われる、とする。

 紙面上で円盤(二次元)を回転させて、回転中心点から円周と直角になる方位を宇宙拡大方位、円周方位を回転方位とすると二元立つ(直角)訳だが、限界時空とは定義より分化していない。これを踏まえ円盤を小さくしていくと、この二方位が一致してくる。つまり、拡大方位が回転方位となる。→0なので、限界時空を経て0次元。つまり、宇宙中心原理による任意地点での宇宙拡大とは全方位回転方向を示すことになり、ここの地点だとここから全方位に回転、あちらの地点だとあちらから全方位に回転(全方位に向けて宇宙は拡大している)、といった具合になる。

 また、内部物質に着目し、さらには宇宙の拡大には”時間が必要”であるからして、”ランダム回転”を要する。三相より、宇宙は無である、と言い切れるものではないので、全方位に回転しているとも、ランダムに回転しているとも、回転していない(限界時空、回転余地がない)とも、言い切れない。相補完原理より、時空間は質量体を伴う。

 宇宙の加速膨張観測に関しては、時間が必要で二元立ってる(観測は直角)ので、紙面上での回転体(円盤)の思考実験を当てはめてよい(運動Eが低下して位置Eが上昇。相対性時空間質量)。すると、外側ほど(自分から遠い宇宙ほど)光速度に近しくなって加速していくので、加速膨張観測結果と矛盾しない。


*この見地から素粒子などを考察し、時空と内部物体が分化した辺りの回転をイメージする。限界時空だと無境界より引き継いだ回転意思はあるものの、実体化により回転余地が無い感じ。スピンというのは、全方位寄りのランダム回転か。我々の電車などは一見回転していないが、直進が回転運動なのか(任意重心点を設定した際、ランダム回転)等と、そのように理解出来る。また、これが反物質の回転に繋がる考え方である。


 以上のように、0次元から限界時空にステージを移動する際の運動E(移動)を考察する際、数学的産物と思われる(←私的に思った)虚数に対して必然性があるように思われる。自然とは非常に不思議なものである。