前回の補足

2024年01月04日

 前回より、どうして紙面上の円盤を小さくしていったら、中心点より拡大方向と円周接線の方向の二方向が一つになるのか理解しづらいと思うかもしれないが、L字形の棒を考えて時計の三時とか九時をイメージしたらよい。長針と短針の先が重なり合う(三時十五分とか八時四十五分等)ようなケースだと、このL字の棒が大きければ大きいほど重なり合う状態に持っていくのに時間を要します。時計だと、十五分かかると誤解してしまってちょっと例が悪かったかな。あくまでL字の形の話です。棒が小さいと、L字の状態から針が重なり合う状態に持っていくまで時間が短くなる。lim→0 で時間差がない、つまり同じ方位を向いている、という事です。全方位回転、つまり全方位に向かって時空が回転拡大するという事です。

 加速膨張宇宙の観測結果の話も分かりづらかったかもしれませんが、その我々が観測した宇宙は、直角に次元軸が立っている4次元宇宙を観測した訳です。「加速膨張しているようだ」というのは、0次元や限界時空を見てそう述べているわけではない。当然時間を要していますし宇宙の拡大には時間が必要です。ここで、着目する宇宙時空間を、その内に存在している物質の密度を均質に分布させ、その空間を満たしましょう。その物体を中心(拡大中心)よりランダム方位(この場合軸は固定させて)に回転させます。一番外側が光速です。内側の方が回転速度が遅いです。一番外側の速度が落ちて時空が拡大する理屈です。相対性時空間ですので、分布を均質にしないで考えてみて内側の物質の速度が落ちたら、その着目している宇宙空間が膨張します。くどくど述べてますが、0次元から全方位にかかって限界時空を経て4次元を形成しつつ全方位に拡大するわけですが、宇宙時空間の全方位拡大を見る際、4次元宇宙なので、ランダム方位回転(時間を要する)を使って(相対性時空間質量)考える他ない。